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HELPプロシージャ

このファンクションでは、書式設定されたHTMLとしてページ・レベルおよびアイテム・レベルのヘルプ・テキストが出力されます。また、このファンクションは、アプリケーションでのヘルプ情報の表示方法のカスタマイズに使用できます。

構文

APEX_APPLICATION.HELP (
    p_request        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_flow_id        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_flow_step_id   IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_show_item_help IN VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_show_regions   IN VARCHAR2 DEFAULT 'YES',
    p_before_page_html     IN VARCHAR2 DEFAULT '<p>',
    p_after_page_html      IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_before_region_html   IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_after_region_html    IN VARCHAR2 DEFAULT '</td></tr></table></p>',
    p_before_prompt_html   IN VARCHAR2 DEFAULT '<p><b>',
    p_after_prompt_html    IN VARCHAR2 DEFAULT '</b></p>:&nbsp;',
    p_before_item_html     IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_after_item_html      IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

パラメータ

表「HELPパラメータ」に、HELPプロシージャで使用可能なパラメータを示します。

HELPパラメータ

パラメータ 説明

p_request

使用されません。

p_flow_id

出力するページ・レベルまたはアイテム・レベルのヘルプが含まれているアプリケーションID。

p_flow_step_id

表示するページ・レベルまたはアイテム・レベルのヘルプが含まれているページID。

p_show_item_help

アイテム・レベルのヘルプが出力されるかどうかを決定するフラグ。このパラメータを指定する場合は、値を「YES」または「NO」のいずれかに設定する必要があります。設定しないと、デフォルトの「YES」が設定されます。

p_show_regions

リージョン・ヘッダーが出力されるかどうかを決定するフラグ(ページ・アイテムが含まれているリージョン用)。このパラメータを指定する場合は、値を「YES」または「NO」のいずれかに設定する必要があります。設定しないと、デフォルトの「YES」が設定されます。

p_before_page_html

このパラメータは、ページ・レベルのヘルプ・テキストとアイテム・レベルのヘルプ・テキストの間にHTMLを含める場合に使用します。

p_after_page_html

このパラメータは、出力の下部の他のすべてのヘルプの後にHTMLを含める場合に使用します。

p_before_region_html

このパラメータは、すべてのリージョン・セクションの前にHTMLを含める場合に使用します。p_show_regionsが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。

p_after_region_html

このパラメータは、すべてのリージョン・セクションの後にHTMLを含める場合に使用します。p_show_regionsが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。

p_before_prompt_html

このパラメータは、アイテム・レベルのヘルプのすべてのアイテム・ラベルの前にHTMLを含める場合に使用します。p_show_item_helpが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。

p_after_prompt_html

このパラメータは、アイテム・レベルのヘルプのすべてのアイテム・ラベルの後にHTMLを含める場合に使用します。p_show_item_helpが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。

p_before_item_html

このパラメータは、アイテム・レベルのヘルプのすべてのアイテム・ヘルプ・テキストの前にHTMLを含める場合に使用します。p_show_item_helpが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。

p_after_item_html

このパラメータは、アイテム・レベルのヘルプのすべてのアイテム・ヘルプ・テキストの後にHTMLを含める場合に使用します。p_show_item_helpが「NO」に設定されている場合、このパラメータは無視されることに注意してください。


次の例に、APEX_APPLICATION.HELPプロシージャを使用してヘルプ情報の表示方法をカスタマイズする方法を示します。

この例では、p_flow_step_idパラメータが:REQUESTに設定されています。つまり、表示されるページのヘルプ情報の制御に、URLのREQUESTセクションに指定されたページIDが使用されます(こうするための手順の詳細は、例の後を参照)。

また、ヘルプの表示は、(p_before_region_htmlパラメータによって)リージョンのサブヘッダーが異なる色で表示されるようにカスタマイズされています。さらに、(p_after_prompt_htmlパラメータによって)すべてのアイテム・プロンプトの後にデフォルトで表示される「:」は削除されています。

APEX_APPLICATION.HELP(
    p_flow_id => :APP_ID,
    p_flow_step_id => :REQUEST,
    p_before_region_html => '<p><br/><table bgcolor="#A3BED8" width="100%"><tr><td><b>',
    p_after_prompt_html  => '</b></p>&nbsp;&nbsp;');

アプリケーションでこのタイプのコールを実装するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーションのヘルプ・ページとなるページを作成します。

  2. 「PL/SQL動的コンテンツ」タイプのリージョンを作成し、APEX_APPLICATION.HELPコールをPL/SQLソースとして追加します。

  3. その後、このページに「ナビゲーション・バー」リンクを追加して、このリンクに設定されているREQUESTの値が&APP_PAGE_IDであることを確認します。